【リビング】住宅のリビング設計場所について

投稿日:6月 24, 2019 更新日:




リビングの設置に関して

現代の住まいにおいて問題なのは、1階2階どちらにリビングを置くかという事でしょう。リビングは家族が集まる家の中心部です。

リビングは最も重要視されるべき場所です。それだけにプランニングの際には、最も気をつけて行うべきでしょう。ダイニングやキッチンとのつながり、来客の際のもてなしも考えてより良い配置を目指しましょう。

階段の上り下りや加齢を考慮すると、1階の方が負担が少なくその後の生活も楽になるのではないでしょうか。

階段については「【階段】わかりやすく住宅の設計と安全を考える」でも詳しく解説しています。

しかし、住宅購入場所の立地条件により、1階の場合、日光条件の良くない場合があります。そのようなこともきちんと考えてリビングの設置場所を検討するのがベストです。

リビングの設置をきちんと考えましょう。

リビングの役割とはどんなものでしょうか。

リビングの役割とはどんなものでしょうか。

色々あると思いますが、代表的な例としては、寝室などとは違ってただ単に生活するための場所と簡単に言おうと思えばそれまでです。

それぞれの家族にもよりますがリビングは一般的には家族全員がかならず一日1回はそこに居て、過ごすための生活空間なのではないでしょうか。

であれば、リビングを快適にすることこそが、住宅の生活を快適にすることと同義語的に考えられると思います。

では、リビングを快適にする条件とは何でしょうか。

まずは、日当たりのよい場所にすること。次に景色も良くスペースも十分にとれている場所にすることです。

そして、そこにその家族ならではのこだわりをプラスアルファしていくと良い空間になるでしょう。

リビングを快適な生活空間にするには。

リビングを生活空間の中で快適にするには、日当たりの良い南側に設置することが第一条件です。

ただ、北側に設置しても工夫次第で十分に快適な空間にできるでしょう。

成人後の事もとその両親というような大人ばかりの家庭においては、リビングは必ずしも快適な空間ではなく、各個室で過ごす時間で過ごすことが多いため、あまり力を入れられていないことが多いようです。

そのような場合、リビングを小さくしたり応接間とくっつけたりするような場所にすることにより、効率的な空間にすることもできます。

リビングをその家庭の生活状況にあったような空間にしておくことが、一番の利用方法になるのではないでしょうか。

自分たちにあったリビングにしてください。

日当たりについては「【日当たり】住宅購入や設計時の日当たりを考える」について詳しく解説しています。

リビングの活用法とは。

広々としたリビングは多くの人にとって、ぜひ確保したい空間です。ただし、限られた空間と予算があります。

予算に関して「【予算】住宅づくりは予算との戦いです。」に詳しく掲載しています。

そこでどのように上手く活用するのが良いのでしょうか。リビングとダイニングを合わせたような活用方法もあります。

他にデッキや吹き抜けを取り入れて縦に空間の広がりをつくるのもひとつの方法です。

吹き抜けについては「【吹き抜け】わかりやすい住宅の吹き抜けの活用法」でも詳しく解説しています。

他にもリビングにいろんなコーナーを設けてみるのも良いのではないでしょうか。

テレビのコーナーなどをつくる、書斎や家事のスペースコーナーを作るなどいろいろとあります。

家族がそれぞれ好きなものを持ち込んで、気軽に楽しく過ごせるような空間をつくることが大切です。

また、程良い距離間を家族間でつくれるとさらに快適になります。

家族の住宅については「家族に考慮した住宅設計」も読んでみてください。

2階にリビングを置くメリットとは。

2階にリビングを置くメリットは何でしょうか。2階にリビングを設計する一番の大きなメリットはプライバシーを確保しつつ大きな窓を確保しやすいという事です。

太陽の光も確保しやすく、眺望や風通しも良くなるというメリットもあります。

部屋の雰囲気も明るく心地よい空間が得られるようです。

住宅の風通しについては「【風通し】住宅設計の風通し」、光について「【光】光を利用した設計も考えてみましょう。」でも詳細を解説しています。

ただし、1階にリビングがないということは、子供部屋を1階に置かなくてはいけなく、吹き抜けを設けたり階段を開放的にしなくてはいけなくなります。

1階の様子が分からないと侵入者が来たときに分からない状況になってしまいます。昼間には人がいなくなることもあるので、防犯上は特に注意しましょう。

メリットはある分、その分デメリットもあるということをしっかり覚えておいてください。

リビングの家具の配置に関して。

テレビやパソコンを置くスペースが考えられたリビングにしましょう。

置いてあるインテリアに合わせたラックを用いて、テレビやオーディオやゲームなどを収納できる取り付け家具を設置することが重要です。

リビングの一角にパソコンコーナーなどの作業スペースをおいておく必要があります。使い方を考えたパソコン設置を心がけてください。

ただ、単に置いてあるだけだと実際に使う際になって使いにくいという事も良くあります。

それでは、リビングが快適に過ごせなくなります。

リビングにおける日常生活品の設置ひとつとっても、とても大切なことです。

家族にとって、常に便利で快適にすごせる配置を考えてください。

また、たまに気分を変えるために配置換えなどするのも良いでしょう。

家具については「【家具】住宅の間取りと家具」に詳しく掲載しています。

リビング面積の確保は十分にしましょう

リビングも家族が頻繁に出入りするために、混雑になりやすい場所です。家具がおけない。人が通るたびに誰かとぶつかるといった問題があります。

良くある間取りですが、リビングを中心に和室、洋室、洗面所、キッチンなどの出入り口がリビングに対して集中しており、そういった出入り口の前は必ず開けておく必要があります。

そうしますと、リビングの中で通路となるような面積も確保しなくてはいけないので、実際に家具を置けるスペースなんて半分もないことがお分かりになるでしょう。

ダイニングテーブルを置いたら、ソファーはおけないでしょうし、キッチンの近くにダイニングテーブルを置くとしたら、他の部屋に行くときは大変狭くて、なかなか動きのしづらいリビングになってしまいます。

リビングの設計も気をつけて行いましょう。

ダイニングについては「【ダイニング】ダイニングの生活における意味合いと間取り」に詳しく解説しています。

リビングにも色々とあります。

良くあるのですが、センターリビングという考え方があります。これは、住宅の中央部分にリビングを持ってきて、どこのスペースを行くのにも必ず通らなくてはいけないようにする間取りの事です。

これは、確かにリビングが真ん中にあることにより、便利になるのですが、帰って居心地の悪い空間になってしまうようなこともあります。

それは、必ずリビングを通らなくてはいけなくなるために、リビングでくつろぎたい人がくつろげなくなり、落ち着かなくなる感じになってしまうからです。こうなっては、リビングがあまり意味のないものになってしまいます。

ですので、リビングの配置は、ある程度落ち着きのあるように、各部屋に行くための導線を必ずきちんと考えて設計してください。

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