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騒音問題に関して
住宅問題でよくあるのが、騒音問題です。なかなか解決策がなく、周囲との人間関係も悪くなるようです。
逮捕や裁判沙汰になることもあるようですから、自分の家の音問題に関しては、必ずしっかりと対策を立てましょう。ただ、騒音問題と言っても、色々な状況があり、大きく分けると3つほどに分かれます。
- 道路や鉄道工場や救急病院といった周囲の施設によるもの。
- 自分の建物の中からの原因による音によるもの。
- お隣やご近所から来る音によるもの。
こういった3つほどの種類に分かれる音に関しての問題がありますが、他にもある可能性もあります。
自分たちからではなく、外部環境によるものからの原因であると話は少し難しくなりますが、自分たちの原因ということであれば、それなりに対策は考えられるはずです。
マンションの隣人や住戸の間取りから騒音を想定することが大事です
マンションや集合住宅に置いて、お隣さんや上階といった場所からの騒音は住戸配置図から見てみると良いです。
住戸配置図は、1フロアごとに作られており、たとえば、3階にはいくつの住戸があり、それぞれどのような位置関係にあるかが分かるようになっています。これを見て、自分たちの寝室がどこの住戸の隣接しているか確認してみてください。
他にもトイレやお風呂が隣とどういった関係にあるか、また逆でお隣のお風呂やトイレがこちらにどのような音で聞こえてくるかなどチェックするべき個所はたくさんあります。
上下階についても同様に確認してみましょう。
同じようにどういった間取りに上下階がなっているか。
また、どういった職業の方なのかといった問題も多少あります。それで、ある程度騒音が小さくなることもあります。
建物自体から騒音にも注意を払いましょう
集合住宅の建物そのものの内側から出てくる騒音に関しては、騒音が快眠を妨げる可能性があります。
具体的には、エレベーターやエントランスの機械音、駐車場からの車の発進音などです。これらについては、敷地全体の配置図を確認してどこに何があるか、自分が選ぶ住戸との距離感などを確認しましょう。
通常、機械質やエレベーター部分では、防音対策を施しているような工夫をしています。配置図ではわかりにくいこともあますので、現地に直接赴き自分の目で確認してみることです。
ここで重要なのは安価な住宅であればある程、エレベーターや非常階段などの音が近く、そういった物件は安いという事が言えます。
騒音をが増しても安い物件に入居するか、高くても防音性にすぐれた物件に入居するか検討ください。
生活音を配慮しましょう。
生活音へ配慮しながらも、できるだけ家族の気配を感じられる住まいにしましょう。
日頃の生活の中で、気になるのが生活音なのではないでしょうか。テレビやオーディオの音、または人の話し声、上の階の床で歩く音、床に物を落とした音、いろいろとあります。
住まいの中で、もっとも静けさがもとめられるが寝室です。
心地良い音の生活をするには、家の間取りの設計が大切です。
2世帯住宅では、親の寝室の上の階にうるさい子供部屋を持ってこないなど色々な工夫が必要です。
寝室については「【寝室】住宅設計時の寝室の場所とは」で詳しく解説しています。
足音や物音が発生しやすい子供部屋やリビングは配置に注意しましょう。
こういった設計の心遣いが大切です。
より詳しいお子さんの住宅設計については「【子ども】住宅設計と子どもについて」を参考にしてみてください。
音は生活の中で大変重要なウエイトを占めるものです。きちんとした対応をしましょう。
家族の住宅については「家族に考慮した住宅設計」も参考になるので読んでみてください。
音と一緒ににおいにも注意しましょう
音といっしょににおいついての設計もきちんと行う事が大切です。しっかりおこなえば、それなりに気にならなくなります。
においが発生したら換気の設備と設計をきちんと行っておけばよいでしょう。音については、気配が伝わりやすいというメリットの裏返しの意味がありますが、一つの部屋という意味とはなかなか相容れないようなところがあります。
音を気にする家庭には、一つの空間では不向きだという事は多少言えると思います。そのように、においと音に対しては、各家庭の考え方や事情もあり、これが正解という事はないです。
それぞれの各家庭できちんと話し合い行う事が大切です。いろいろと事情があるかと思いますが、設計に際しては考えてみてください。