住宅を設計するときには素材材料を気にする方は非常に多いですが、なぜか建売住宅やマンションを購入する時にはあまりこだわりを持たず住宅購入をしてしまう方をよくみかけます。
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住宅購入の素材選びにもポイントがあります
突然ですが掃除が嫌いな方は大変多いです。
掃除を楽にしたいなら、できるだけ掃除が楽になるような素材が使われている物件を選ぶというのも一つの手です。
例を出しますと、風呂場の床で増えてきているのが乾きやすく、滑りにくいタイプですが、カビが生えにくく掃除も楽なタイプです。
トイレも面倒だという方は多いです。
トイレの素材も抗菌に加え汚れが付きにくい物件を導入しているのが増えて生きており、手間がかからずに済みます。
さらに水の入っているタンクのないものを選ぶというのも手間がかからなくなります。
トイレについては「【住宅のトイレ】良い位置関係とは」に詳しい情報を掲載しています。
同様にキッチンに関しても便利なものがあります。油汚れが付きにくく、服だけで簡単にきれいになるタイプがあります。
耐熱性を高めた強化ガラスを使用したガラストップと呼ばれるタイプの物があり、多少高いですがひと吹きだけで汚れが取れるので便利です。
このあたりを住宅購入時に気にするとよりよい住宅購入ができると思います。
住宅設計の素材選びはどうするか
内装材の使用は実物を見て決めましょう
内装材は実物を見て決めましょう。
住宅の内部を構成するものとして、床、壁、天井、柱、窓の額縁、など多岐にわたります。
これらの内装材は、住まいの目に見える部分ですから、実際に手にとって見ることをおすすめします。
手にとって感触や質感を確かめてください。
そうすると、各部屋のどこに何を用いようかなどイメージが湧いてくるはずです。
また、できれば、ショールームで完成品となっている窓枠など実物を確認して、なるべく大きなサンプルを見せてもらう事です。
そうすると、より一層何を選ぶべきか判断力が付いてくるようになってきます
。内装材も断片だけだと、なかなかどこに使うべきかイメージが湧きにくいです。原寸大の物を見ると、良い判断が下せます。
内装材の選択を適切にしましょう
壁や窓枠などの内装に使う素材を内装材と呼びますが、これをきちんと選ぶだけでもかなり味わいのある住宅が作れます。
主に内装材を構成している要素は、木や紙、土などの材料で自然素材と合板や塩化ビニールなどの新建材と呼ばれるものの2つから成り立っています。
自然素材を生かした内装材を上手く室内の内装に生かすことによって、年数が経過するにつれて味わいのある室内が築けるようになります。
ただ、確かに自然素材を多用した内装は高級感や味わい深いものになり良いのですが、それなりにコストもかかります。
ですので、合板などの新建材などとバランス良く利用するのがベストです。小さいお子さんがいる家庭などは、落書きされても良いように新建材が良いです。
住宅設計時の外壁材の役割
外壁材には、その住宅の外観を決めたり、強度を保ったり、暑さや寒さから適度に住宅の室内を保持するような役目があります。
ですので、機能性とデザイン性の両方をきちんと踏まえたものを選ぶようにしましょう。将来的に必要になるメンテナンスに備えて、その頻度や工賃なども計算しておく必要があります。
その場合に、どれくらいかかってどのような工事になるのかなどです。外壁材は住宅の大部分を占める外観上、重要なポイントになります。
ですので、工事の際には外見的にもきちんとしなくてはいけなくなります。メンテナンスの行いやすい外壁材を選ぶというのも、選定の際には必要な要素です。
きちんと外壁材を選んで後々のメンテナンスを楽なものにしてください。
住宅のメンテナンスについては「【メンテナンス】住む人の期待に応える住宅メンテナンスの習慣化とは」により詳しい情報を掲載しています。
外壁の素材感も大切
外壁の色や素材感も大切な要素です。
住宅の印象をおおきく左右するだけでなく、人が暮らすための快適性を決める要素でもあります。
同じ素材を使って一色にまとめるか、複数の色や素材の異なるものを組み合わせるかで、建物の外観が変わってきます。外壁材にはさまざまな種類があり、化学製品でできている工業製品か、木材や石、土壁などの自然素材でできたものかといった種類によります。
工業製品の場合、デザインが低コストで豊富だというメリットがありますが年数がたち修理の際などには、その材料がないなどということがあります。
自然素材の場合は、供給が安定していて年数が経過するほど味わい深いものが出てくるという良さがあります。
これは工業製品にはない大きな魅力です。
全体的な快適な住宅については「住まいを快適にするための住宅設計」を読んでみてください。
鉄筋コンクリート造りに関して
代表的な工法として、2×4や木造軸組工法などがありますが、他にもいくつかあります。鉄筋コンクリート造りです。
よくコンクリートだけでできているような住宅を見かけないでしょうか。それは、中に鉄筋が組み込まれていて、その周りをコンクリートで埋めているような住宅の工法です。
耐久性が高いというのが特徴ですが、2×4や木造軸組工法に比べてコスト面で5割ほど高くなるというデメリットがあります。もうひとつ鉄を使うものとして、鉄骨造というものがあります。
これは、木造軸組工法の木材部分を鉄に置き換えたような仕組みです。通常、一般的な住宅に用いられることは少なく、大規模マンションやビルなどに用いられる工法です。
これらの工法で用いられる鉄は、鉄を焼き入れして強度を高めたものを用いています。
「木造在来工法と2×4工法の違いとまとめ」に2×4について詳しく解説しているので興味がある方はぜひ読んでみてください。
ペットと暮らす住宅の素材とはどのようなものでしょうか。
ペットと暮らす場合は、住宅としての素材をきちんと選んでいくことが大切です。安全で掃除のしやすい材料を選んでいくという事です。犬や猫はなんでも舐めやすい動物です。
床には成分のわからないような素材を使っているようなものは、なるべく避けるようにするべきです。
具体的に良いのは、無垢のフローリングや自然塗料など、安全性の高いものです。こういったものを使用するようにしましょう。また犬は毛がたくさん抜け落ちます。
ですので、カーペットを敷くより、フローリングや石、タイルなどが良いです。掃除や手入れのしやすい物にしないと、のちのち大変手間のかかるものになってしまいます。
ペットがいても管理が楽になるような素材を床や壁に選ぶようにしましょう。