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モデルルームの展示場のチェックポイント
モデルルームに行くと、実際に自分たちが住む予定の部屋が展示されています。室内の様子を一通り見れるようになっているので、一通り設備や部屋のつくりを確認してください。
まずは、標準装備とオプションをきちんと見分けることです。モデルルームは、来場者に対して良く見せるためにオプションをたくさん使っているケースが多いため、かなり良く見せているケースが多いです。
ですので、実際の購入価格はかなり高めになることが多いです。そういった値段のところでチャックするようにしないと、高い値段で買わされる羽目になりかねません。
きちんとした販売会社ですと、展示場の各部屋のところにオプションという表示がなされていることがありますが、そういった表示をあえてはっきりさせないところもあります。
戸建ての住宅展示場のポイント
1戸建てにおいて、事前に行っていたほうが良いこととして、モデルハウスなどに行くことによって、メジャーなどで自分たちの家具が実際に搬入できるかの確認もしておきたいものです。
間取り図をもとにドアや窓の大きさ、天井の高さをもれなく確認しましょう。
冷蔵庫やベッドなど意外と入らないという事があるようです。
ですので、しっかりと寸法を測っておき事前に準備しておきましょう。
また、収納スペースがきちんと容量があるかなども大切なことです。
できれば、建物面積の10%は欲しいものです。
それも、必要とされる場所に確保されているかといった点も必ず確認してください。
収納スペースについては「【収納スペース】住宅設計には最低8~9%は収納スペースを」を参考にしてみてください。
キッチンスペースも主婦にとっては、とても大切なことです。自分にとって使い勝手の良いものか、容量が小さくないかなどチェックしましょう。
住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。
住宅展示場で実際の生活を想定して確認しましょう
1戸住宅に関しては、モデルハウスを見に行くべきですが、その際に気をつけて見ることとして、実際に自分たちが生活するとして、生活導線がきちんとスムーズになっているかも重要なポイントです。
導線については「【住宅導線】わかりやすい住居内の導線の造り方がポイント」にも詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。
自分の部屋から、たとえば居間に簡単に移動できるか、また寝室からトイレに移動できるか、各個室の位置に対して、キッチンやトイレや風呂がどういった位置にあるかなどといった点も大切です。
自分が実際に暮らすことをイメージしてみることです。そして、モデルルームの中で移動してみてください。
キッチンと洗濯機置き場の近さなどは主婦にとっては、大変重要なことではないでしょうか。
洗濯物を干すときにベランダまで簡単に行けるかなど確認ポイントを事前に作成しておきましょう。
キッチンについて考える場合、「【キッチン】わかりやすい住宅設計時のキッチンの選び方」も参照してみてください。
住宅展示場に持参するもの
1戸建て住宅の内覧会を積極的に利用しましょう。よく住宅販売メーカーの内覧会なるものがあるかと思いますが、これはぜひ積極的に活用してください。
これを見ることにより、その住宅メーカーがきちんと注文通りの住宅を建てるか、欠陥がない部分を建てているかなど確認できるための物です。ただ、こういった内覧会はつい家の内側だけを気にしますが、外側部分も確認することを忘れずにおいてください。
塗装のはげはないか、ひび割れはないか、とにかく小さなことでもくまなく確認することです。少しでも気になるところがあれば、忘れずに担当者に早急に伝えましょう。
できれば、こういった内覧会に持っていくのが良いものとして、メジャー、デジタルカメラ、間取り図、ビー玉やゴルフボール、チェックリストなどを事前に準備していくと良いでしょう。
欠陥住宅については「【欠陥住宅】欠陥住宅を購入しないために」に詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
モデルルームと実際に住む家の違い
マンションの下見をするとき、モデルルームをまずは確認すると思います。そのモデルルームですが、実際に自分たちが住む部屋とは違うという事をきちんと認識しておきましょう。基本的にモデルルームとは、住宅販売会社の事務所を兼ねており、立地予定地に簡単な形式で建ててあることがほとんどです。
ですので、自分たちが購入する予定の間取りや居住面積をきちんと表しているわけではありません。一般的に、良く見せるためにグレードの良い部屋を展示していることなども良くありますので、気をつけましょう。
モデルルームを見るときは、購入予定物件の内装のイメージをつかむ感じが良いのではないでしょうか。できれば、完成後のモデルルーム開放というパターンがベストだと思います。
完成後ということであれば、実際に建設された物件を目にすることができるからです。そういった完成後のモデルルームの確認が良いです。
モデルルームでの装備の確認をしましょう
モデルルームのキッチンなどの備え付けの設備ですが、こちらも外国製の高級な設備を備えつけていることもあります。きちんと、それらの設備がオプションが標準装備かなどを確認することです。
確かにこういったキッチンを確認することも大切ですが、何よりも建物自体の防音性や遮音性の確認も必要なことになります。
いくら、キッチンや内装が良くても、その住戸に関しての基本的な部分である柱や壁、床などが良いものでなければ、ずっと住み続けるわけですから、快適な生活を今後にわたってつづけることができなくなります。
例として、遮音対策での具体的な例として、スラブ厚というコンクリートの厚さがりますが、20センチ以上が標準という事になっています。
また、隣接する部屋との壁の厚さに関しても15センチ以上の決まりがあります。
きちんと、そういった情報も確認してみましょう。
快適な住宅については「住まいを快適にするための住宅設計」を読んでみてください。
モデルルームで構造部分の確認を怠らずにやりましょう
モデルルームで確認することとして、基本的なことで大切なことがあります。いくら見かけで大丈夫だと思っても、入居したら強度不足など良くある話です。
モデルルームに行った際は、ます構造をしっかり確認することをお勧めします。ただ、さすがに専門家ではないので、専門的な強度や材料に関しては分からないと思います。
ですので、間取り図や設計図も見せてもらいましょう。
ポイントは、電気系統や配管設備などです。
他に、共用部分として廊下やエレベーターといった部分にも、目を凝らして注意深く、その販売会社の営業マンに聞いてみましょう。
よく、本屋に初心者向けの確認するべきポイン本なるものがありますので、そういった本を持参して現場で営業に聞いてみることです。
電気系統については「【電気電源】わかりやすい住宅の電気電源について」に詳しく解説しています。
モデルルームでは寸法の確認を
実際の入居に際して、モデルルームで確認したほうが良いこととして、メジャーを持参すると良いでしょう。
間取り図を基本に、自分の家の家具が実際に搬入できるかどうか、また天井の高さや柱や梁なども測ってみることです。
よくあるのが、ドアの内法が小さくて寝室にベットが入らなかったり、冷蔵庫が張らないという事があります。しっかり寸法を測っておきましょう。
できれば、事前に詳細な間取り図をもらい、家具と照らし合わせてみることです。
各部屋の位置関係も気にしてみましょう。
結構、大切なことです。
家具については「【家具】住宅の間取りと家具」に詳しく掲載しています。
たとえば、寝室から台所への導線、スムーズに移動できるかというのは大変大切な要素です。
朝起きてから、夜寝るまでその購入した物件の中で、上手く生活できるイメージを抱けるか。
特に主婦にとっては、台所と洗濯機置き場が離れていないことが結構なポイントになります。ここが離れていると素早くテキパキと家事洗濯ができません。
寝室については「【寝室】住宅設計時の寝室の場所とは」で詳しく解説しています。