住宅メンテナンスは持ち家なら誰もが必要なことです。ただ住んでいるだけだとどうしてもおろそかにしがちです。
緊急性は低くても重要性は高い住宅メンテナンス。
住宅メンテナンスについて少しでも意識を持ってもらえれば幸いです。
Contents
定期メンテナンスを行う習慣をつけましょう。

自分たちの住宅の定期メンテナンスを習慣づけましょう。
引き渡し時に、きちんと定期メンテナンスに関してのやり取りを学び行いましょう。
また、なんでも業者任せではなくて建て主自身が日頃からまめに点検する習慣をつけておくようにしてください。
日頃から住まいのいろんな場所を確認することです。それだけで、各部品の劣化や修繕箇所が発見できます。
日頃の確認が住まいのメンテナンスを促進させます。修繕箇所が見つかれば、すぐに補修です。こうした速やかな対応が住宅の持ちを良くします。
もうひとつのメンテナンスとして、日頃の掃除を心がけててください。日頃のこまめな掃除こそ、最大のメンテナンスとなります。
こういった毎日の習慣が住宅の持ちを良くすることを覚えておいてください。
3つの住宅の定期メンテナンスに関して。
住宅の定期メンテナンスで、ほかにも重要なポイントがあります。
気をつけなくてはいけないポイントとしては、「しっかり換気を行う事」、「水から住宅を守ること」、「メンテナンスをしやすい住宅にすること」の3つです。

各部屋の換気を良くする造りにして、常に十分な換気をするようにしてください。
そして、不具合や故障が見つかった時は、すぐに対応するようにしてください。
また、その工事の記録をきちんと記録保存することです。
また、十分なメンテナンスが日頃の住宅の手入れということになります。一般的には、メンテナンスは施工会社が担当するものです。
その実施時期や内容はさまざまです。
契約前にきちんとアフターフォローに関して、書類面で確認してください。こまめに行ってください。
住宅のメンテナンスを伸ばすための工夫。

建築された住宅の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスをきちんと行う事です。
また、そのためにはメンテナンスをしやすい住宅を設計することです。たとえば、「屋根に上がりやすい住宅にすること」や、「住宅の周りをみやすくするためのスペースを設ける」こと、などです。
メンテナンスがやりにくい住宅の設計ですと、嫌になってしまい、メンテナンスをやらなくなってしまう恐れがあります。
では、メンテナンスを起こす気持をどのように人にもたすかというと、最大のポイントは愛着を持てるような住宅にすることです。
大事にしたいなど愛着が持てるような住宅であれば、メンテナンスも苦になりません。いろいろと手をいれることによって、さらに愛着が持てるようになります。
住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。
シロアリ対策など定期メンテナンスに関して
建築中にはきちんとシロアリ対策を行っているか確認しましょう。
シロアリ対策をきちんとしておかないと、建築後わずか数年で被害を受けて修理をしなくてはならなくなったり、ひどいケースですと住めなくなる可能性もあります。
けっして、シロアリ対策を甘く見ないでください。
また、きちんと基礎部分を高くしてあるか、床下の換気口をきちんと設けて風通しを良くしてあるかといった基礎と土台部分に関しても怠らないでください。
住宅の風通しについては「【風通し】住宅設計の風通し」により詳しく解説しています。
基礎と土台部分の間に防湿層を設けてあることも住宅を長く持たせるには重要な箇所です。
意外とそういった基礎工事部分や白アリに関しては、確認や対策を怠る方が多いです。
住宅を持続させるには大切なことです。
日頃のメンテナンスを楽にするためにも、最初にきちんと対策を打っておきましょう。
シロアリについては「【シロアリ・空き巣】どちらも住宅設計時に万全の対策を」により詳しい対策を掲載しています。
住む人の期待に応える住宅メンテナンスの習慣化のまとめ
住宅メンテナンスを習慣化させるためには住宅を日々よく見ることです。
何より手っ取り早いのは掃除だと考えています。
掃除は住宅を見ながら行わなければならないので住宅をきれいに保つだけではなく修繕箇所をみつけやすくなります。
また、 しっかり換気を行う事、水から住宅を守ること、メンテナンスをしやすい住宅にすることを心がければ住宅は長持ちするでしょう。