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中古住宅購入予定地の登記を事前に確認してください
中古住宅の場合、入居後に気をつけないといけない点があります。
その前にも登記の申請を確実に行う事も必要です。
住宅ローンを利用するときは、金融機関側も登記関係を入念にチェックします。
その際にローンが実行されればその取引が安全だという事になります。
また、ローンを利用しない場合は自分で確認するしかないです。必ず引き渡しと同時に、所有権移転の登記申請を行いましょう。代金を支払って、いざ登記しようとしたら見知らぬ者に渡っていたという事のないようにしましょう。
ですので、契約だけでは安心せず、必ず登記まで確実に行ってください。
契約前の下見段階で、すでに設備のチェックは済ませているわけなので、入居したら改めて室内外の状況を確認してください。
中古住宅購入前に周辺の環境を確認しましょう
中古住宅購入時には現地の確認をしっかりしてください。

不動産の購入に関しては、いちばん正確な情報を得るためにはどのようなことをやったらよいでしょうか。
一番の方法は、現地の中古住宅を内覧するだけではなくに街を自らおもむくことです。
中古住宅周辺の現地では、街角にある掲示板など注意書きなどをきちんと確認しましょう。その書いてある内容次第で、街の治安や管理状況が分かります。
たとえば、夜間のオートバイ進入禁止などでしたら、夜オートバイで騒ぐような人たちがいるのだなと判断できます。
ちょっとしたことから、このように細かいことが想定できるようになります。注意深く観察することで、住む予定の街の本性が分かるようになります。
自ら現地に赴いた際には、いろいろなことから多角的に判断することです。他にも判断材料となるものはあるはずです。
騒音などのデメリット面
騒音問題の現地確認において、道路や鉄道、工事現場などはだれでも見ればわかることですが、意外と見落としてしまうのが、スーパーやコンビニ、公園、体育館などです。

こうした設備そのものからはもちろんですが、住宅からはわかりにくく、24時間明かりがついているような場所がありますと、夏はセミの鳴き声などでうるさくなる可能性があります。
そういった現代的な問題もあることを覚えておいてください。
要は、周辺に関して入念にしらべてみることです。中古住宅ならなおさらです。
実際に自分が行きそうな場所や、道、通勤・子供の通学に使う道などをチェックしてみましょう。
意外と歩いてみるとこんな騒音問題もあるんだという事がわかってくることもあります。
現地に赴き歩いてみないと分からないことがありますので、面倒くさがらずに行くことをお勧めします。
住宅の騒音については「【騒音】住宅設計する時に気をつけるべき騒音」をお参考にしてみてください。
街並みのから地域の属性
住む予定の街の素顔を知るには、その街にどういったお店があるかという事で判断できます。
たとえば、ラーメン屋が多いようであれば、そこに住んでいる人たちはラーメンが好きなんだというような趣向が分かります。
そういったことを考えると、他にも駅前に消費者金融が多いとか、ゲームセンターが多いなどという環境があるとしたら、そのような人たちが多いことが分かります。これはマイナスの要素になります。
であれば、そのような街に住むことは避けた方が良いという事になるでしょう。他にも、学習塾が多いなどということであれば、教育熱が盛んなんだという判断ができます。
中古住宅だからこそ街ができあがっており街にあるお店の種類を確認してみましょう。まずは、そこから始めることです。
地域の街並みについては「【街並み】住宅設計時は街並みを考えてから」により詳しく解説しているので参考にしてみてください。
中古住宅の災害対策が施されているか
完成している住宅やマンションがきちんとした設計の元、施行されているかなどは通常専門家でもなかなか見抜けないものです。ましては中古住宅であればなおさらです。
地震にきちんと耐えられるような耐震基準に沿って建設されているか、水害対策など地盤対策をきちんとおこなっているか、火災などの防災対策を考えた住宅設備を整えているか、こういった問題はしっかりしておくものです。
耐震については「【耐震】住宅設計前に考える耐震について」により詳しい解説をしています。
地震に弱い建物に関しては、過去の地震の経験から建物の形状によりわかるようになってきています。
では、中古住宅で地震に弱い建物とはどんな形かと言いますと、大きくふたつの要素があります。
- 一つ目は、壁と窓の配置のバランスです。 偏りがあると強度が足りなくなります。
- もうひとつは形状が不定形であるということです。
この二つの要素で地震に弱いかある程度分かります。
災害については「【災害】災害に備える住宅設計」に詳しく掲載しているのであわせて読んでみてください。
中古住宅購入時の以外な確認ポイントまとめ
中古住宅だからこそ確認すべきことは多数あります。
登記のチェックは専門的なので不動産屋さんにまかせてもいいですが、周辺環境は自ら確認しないといけないポイントです。
あとから泣き寝入りできないので、特に中古住宅を購入するときには念入りに確認してください!