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住宅の入居までは注意をしてください
たまにあることですが、引き渡しから実際の入居の間までに自然災害にあうことがあります。
台風や火災、地震などによる被害にあった場合は、「危険負担の取り決め」という項目が契約書にあるはずですので、その項目をきちんと確認しましょう。
通常は、引き渡し前は売り主が負担し、引き渡し後は買い主が負担するという取り決めが多いです。
よほどことがない限り、売り主が金額を負担することが多いですが、損害がひどければ契約を解除するようなことも考えられます。解除してそれまで払った金額を全額返還しておくようにしておきましょう。
できれば、物件購入時にすべての事を想定して、契約書か覚書に明記しておきお互いに書類を証拠品として保持しておくことです。
災害については「【災害】災害に備える住宅設計」に詳しく掲載しているのであわせて読んでみてください。
入居後に確認する点をきちんと行ってください
入居後の注意点として、せっかく購入したマンションや物件なのに不具合がというようなことがあります。
入居後にはなるべく早めに不具合を見つけて、被害を最小限にとどめましょう。
内覧会で異常がなかったとしても、入居後に異常が見つかるという事は良くあります。実際に暮らし始めてから、こんなはずはなかったという事のないように早めに対処しておきましょう。
室内各所の建具、水回り、電気関係などはマンションも一戸建てもほぼ同じ状況なので、それぞれ異常がないかどうか日々気をつけていきましょう。
マンションのフローリングなどは木材製品なので、収縮したりしますが、予め傷んでいる部材を用いている場合などがあります。
気をつけてフローリングは観察してください。
入居後に故障個所が見つかったらすぐに対応
入居後に分かるような、住居の故障個所は施工自体が原因となっている可能性が高いです。

実際に暮らし始めてから、しばらくの間はどこかに故障個所はないかという意識を持ちながら生活するようにしましょう。
もし、不具合が見つかれば、すぐに売り主かアフターケア対策室などに連絡しましょう。ただし、ある程度の故障や欠陥は、自分でできる範囲であれば自分で修理を行うのが良いのではないでしょうか。
庭や門など外観もきちんと確認してください。
当然ですが、マンションのような修繕積立金はないので最低限のメンテナンス法を学んで、自身で対応しておくことも必要なのではないでしょうか。
一戸建てというマイホームを購入するようであれば、それぐらいの気概を持っていきましょう。
欠陥住宅については「【欠陥住宅】欠陥住宅を購入しないために」に詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
集合住宅に入居する際に考慮しておくこと
ご近所との騒音トラブル回避のためにはどうすればよいのでしょうか。
事前に確認して回避するようにすることが一番です。
できれば、同じような家族構成、年代の似た人が多い建物が理想だと言えます。
同じ年代の子供がいるようですと、多少子供がうるさくても気にならないです。
逆に単身者などが家族ばかりの建物に入居していると、深夜に遅く帰宅した時など、足音が気になって仕方ないのではないでしょうか。
そのため、ファミリー層はファミリー層、単身者は単身者層の多い建物になるべく入居することを勧めます。
もうひとつ確認したほうが良いこととして、敷地内の見た目です。これは管理人の目がきちんと行き届いているかを示します。
行き届いているようですと、管理人が騒音問題に対しても積極的に関わっていて、そう問題にならないケースが多いです。
住宅の騒音については「【騒音】住宅設計する時に気をつけるべき騒音」をお参考にしてみてください。
理想の家づくりについては「理想の住宅を手に入れるために」にも詳しく解説しています。
がっかりな住宅入居にしないためのまとめ
せっかく新しい生活が始まる入居で最初からつまずくのは悲しいものです。
「遠足は家に帰るまでが遠足」ではないですが「入居は引っ越しする前から入居」という気持ちで望むことが大切ですね!