家族に考慮した住宅設計

投稿日:7月 4, 2019 更新日:




家族の総意を得た住宅設計を心がけましょう

注文住宅を建てるときには、事前に自分たちがどんな家を建てたいかなどを、家族間で話しておく必要があります。

具体的に話を煮詰めておき、担当者との話の時にはまとめて話をしておくと良いでしょう。

ガーデニングを楽しみたい場合、庭やバルコニーを広くしたい、映画館を自宅内に作りたい、駐車場と点検場所が欲しい、家の中で住人の確認ができるよな設備が欲しい、などです。

そういった自分たちの希望をかなえてくれるような業者を探してください。ネットで探すか、本で探すか、実際にいくつかの業者に会って見て、予算と希望を伝えて、信頼関係が気づけそうな業者を選びましょう。

業者が決まれば、納得いくまで話をしていってください。家が建ってから、こんな家ではなかったなど良くあることです。

そのようになった時は手遅れになってしまいます。

注文住宅については「【注文住宅】住宅設計の流れとポイント」に詳しく掲載しています。

家族の成長を考慮して設計

間取りを考える際には、家族も成長することを考慮してください。子供もずっと小さいままではありません。

その家の全員の生活を思って計画することが大切です。ところが、よくあるのが、子供部屋のスペースが大変広いのに、肝心の大人の部屋が狭くて使いにくいというような話も実際にたくさんあります。

これでは、生活の中でストレスを感じてしまい、もともこうもありません。ですので、このような機会に十分に話し合うべきです。

5年後、10年後の自分たちの生活がどのように変わっているかと考えて、それを思い描いてその家に住む人が豊かに楽しくなるようなプランを立ててみましょう。長く住むうちにライフプランも変わってきます。

部屋の使いかたも変わってくるでしょう。

家族の成長と住まいの関係

将来の家族の変化と住まいの関係についてはどうでしょうか。子供に応じて必要なスペースは、子供の成長段階に応じて変わってきます。部屋の交換や間仕切りが無理なくできるようなプランが無難でしょう。

また、子供部屋が必要な時期は短いので、そのことを踏まえて計画しましょう。社会人になった子供は、同居するのでしょうか。結婚した子供と親の同居、孫の誕生、あるいは夫婦二人だけのケースなど色々と考えられます。

このように、家族構成によって住居の広さや使い勝手が大きく変わってくることも考えると、リフォームが必要となる場合もあります。

子供が出ていき、使わなくなったスペースや空き部屋の有効活用なども考えていきましょう。後々の事を考えて計画を。

リフォームについては「【リフォーム】リフォームを成功させるポイント」に詳しく記載していますので、ぜひ読んでみてください。

家族の変化により住まいの設計が自由に効くようにしましょう。

家族の変化により住まいの設計も柔軟にしていかなくてはいけないです。

子供が出て行ったあとの部屋の有効活用、また老後に備えたバリアフリー化のための工事など、そのつどリフォームが必要になってくるでしょう。

老後になると配偶者との死別なども考えないといけません。自分自身の体力の衰え、減退、加齢によりさまざまな変化が出てきます。

住まいのバリアフリー化は必須になってくるでしょう。同居する人によって、スペースの必要なものか、また住まいも老朽化してきます。

バリアフリーについては「【バリアフリー】住宅設計時のバリアフリー化」で詳しく解説しています。

そのつど大規模なリフォームが必要か、まめにメンテナンスをしていれば、そんなに大規模な工事も必要ではなくなるのですが、経済的な面を考えないといけません。

このように長期的なプランを計画することが大切です。

老後まで考慮した住宅設計は「老後までの住宅と人生設計」や「住宅の長期的視点」を読んでみてください。

家族の成長に合わせて間取りの工夫をしましょう

多少、家族が成長した家の場合、家族との関わりをある程度保ちつつ、夫婦それぞれのプライベートな時間を確保できるための空間も大切にしたいものです。

そのような考えかたを実現するためには、ある程度の敷地も必要になります。

たとえば、夫婦の寝室のほかに、夫、妻それぞれの空間を設けてみるというのもあります。

夫の空間を2階に取るようにして、泊りがけの来客がある場合は、客間として利用しますが、普段は書斎として利用する場所にするのも良いでしょう。

妻の空間は、キッチンの南側に3畳ほどの空間を設けるのです。

ここで、主婦は自分の趣味を楽しんだり、家事炊事の合間に著とした時間を見つけて、楽しめるようなスペースを設けてみるのです。

このように夫婦にちょっとした空間があると、生活にゆとりが出てきて楽しくなります。

間取り次第で家族の会話が増えます

住宅の間取りの設計次第で、家族間の会話が豊富になることもあります。間取り次第で、家族の会話が多少でも増えるようであれば、その設計を考えて行うと良いでしょう。

良くある話ですが、帰って一人部屋で勉強をするというよりも、居間やリビングなど騒がしい部屋で勉強をしていたという事の方が多いのではないでしょうか。親の立場では、自分の部屋でやってほしいと思うようですが、自分の子供の時を考えてみてください。

そうではなかったはずです。

自室では、勉強というよりゲームや漫画で遊んでいたという時間が長かったのではないでしょうか。

ですので、やみくもに自分の個室をしっかりつくるということも一概に子供にとって良いこととは言えないようです。

住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。

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