
騒音問題は住宅購入に関して問題だと思いますが、周辺の環境によるものを考えてみましょう。
不動産会社の用意した地図の場合都合の悪いことが明記されていないこともありますので、自分で必ず用意することです。現地に赴いて、まず地図の周囲200mを見てみましょう。
通常、100mほどである程度の音に関しては分かるようになりますが、一応用心して200mを確認する必要があります。
ネット上なら地図で上空写真しか写っていないのが、現地に赴くことにより実際に分かることがあります。
地図で確認している騒音になりそうな場所へは一度訪問してみましょう。
その際には、実際に周囲に住んでいる方にベルを鳴らして尋ねてみると良いでしょう。
住宅の騒音については「【騒音】住宅設計する時に気をつけるべき騒音」をお参考にしてみてください。
実際に住んでいる方なので正確な情報が分かります。
生活環境としては、どの方位に道路に接しているかもポイントになります。これは主に日当たりの問題で、最も弱い北向きと西日しか当たらないにし向きは不人気です。
北向きはすべてが駄目だという事ではありません。朝日があたる東向きと最良条件の南向きは人気も価格も高くなります。
ただ、敷地面積が広ければ、南側に庭をとることで日当たりを確保できます。
庭については「【庭】住宅設計と庭」にて詳しく設計を解説しているのでそちらをご覧ください。
土地の日照条件は、購入に際して重要なポイントになります。
ですので、こうした点を考慮して、きちんと購入プランを立ててください。
日当たりについては「【日当たり】住宅購入や設計時の日当たりを考える」に詳しく掲載しています。
また実際に購入する土地であれば、現地に赴き自分たちの目で確認する必要もあります。
将来的な土地の周辺の環境を確認するなど、いろいろと調べてみてください。
子供がのびのびと育つような環境を用意しましょう。

親が子供に望むことの一つにのびのび育ってほしいという事があります。
そういった思いを組んだのが、良くある大規模マンションでの郊外にあるマンションです。
しかし、本当に自然がたくさんある場所で子供がのびのびと育つのでしょうか。
実際にある話として、せっかくマンション内の敷地に泥遊びのできるようなせせらぎの川を作ったりしても、親が泥んこだらけになる子供を見て川に水を流すなというそうです。
このように自然にある住まいといっても、結局親の反対で台無しになるようなことがあります。
管理人も結局、イベントがある時だけなどに川に水を流すだけで、自然に接するという事がほとんどないような環境にマンション自体がなってしまっているということです。
より詳しいお子さんの住宅設計については「【子ども】住宅設計と子どもについて」を参考にしてみてください。
中古住宅の周辺環境を確認しましょう
中古住宅の場合も、新築と同様に、周辺の住環境も確認するべきポイントだと思います。
実際に自分たちで歩いてみましょう。
近所に住んでいる人たちに聞いてみるのも良いでしょう。住みやすい環境か、また交通の便はどうかなど、住んでいる人ならではのお話を聞けることがあります。
また、同じ分譲地内であれば、家の使い勝手や便利な部分と不便な部分など同じような家ならではの情報が手に入ることでしょう。そういった情報を多角的に集めて総合的に判断していってください。
中古の場合は、特に前歴も重要な部分ですが、環境が良いのであれば引っ越しはあまりしないものです。何かしらの理由があり、引っ越しをしているはずです。
そういった-部分も購入前にきちんと把握しておくことが大切です。
まとめ 周辺環境とライフスタイルの調和が大切です。

周辺環境と家族のライフスタイルを確定できたら、それを踏まえてどこにどんな人がどういったスペースで生活して、そのためにどんな装備が必要かということを実際に想像してみる作業を行ってみましょう。
これをゾーニングといい、合理的な間取りを考えるための作業です。
最初は、敷地全体から考えていき、その次に共用スペースと専用スペースの仕分けを確実に行います。
共用と専用のスペースの区分けができたら、さらに細かい部屋の設備へと検討を進めていくことです。
子供部屋と大人部屋の区別などもあるでしょう。
また、仕事場や家族だんらんのリビングといった区別もあるでしょう。
色々と実際の生活を想定すると、区分けができてくるはずです。
家族のライフスタイルについては「家族に考慮した住宅設計」も参考になるので読んでみてください。
また、住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。