住宅購入に限らずですが不動産会社、ハウスメーカーなどとの打ち合わせは非常に重要です。
このときにコミュニケーションがしっかりととれないと後々後悔する住宅となってしまいます。
また、コミュニケーションは不動産会社だけではなく家族間でも重要です。
成功する打ち合わせをのポイントを学びましょう!
信頼できる不動産会社については「信頼できる不動産会社について」に詳しく解説しています。
Contents
失敗しないための家づくりとはどのようにすればよいのでしょうか。
自分たちが失敗しない家づくりのために、きちんと押さえておかなくてはいけないことがいくつかあります。
まずは、自分たち家族が、家づくりでかなえたいことが何なのかをとらえておくことです。
性能、工法、デザイン、コストなどでこだわりたい素材などを家族で検討してみましょう。
本で勉強するなどいろいろとありますが、実際にはセミナーなどに出向くと良いでしょう。
また、住宅の素材については「【素材】住宅購入時に考える素材」に詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。
次は、自分たちの目標をサポートしてくれる最適な依頼先を選ぶという事です。叶えたい事柄を検討するうち、どんな依頼先が良いか見えてくるでしょう。技術的な信頼性だけでなく、十分にコミュニケーションをとれるかなども検討してください。
家づくりの担い手たちと良好な関係を築きましょう
家づくりは基本的にお金のかかるものです。また、労力も掛かります。
建築家との打ち合わせや現場での工事現場の作業チェックなど、建て主としてやらなければならないことはたくさんあります。
ほとんどの人にとって、2度目3度目のチャンスなどないだけに大きな失敗はできません。それでも、あまり宜しくない話が聞こえてくるのはなぜでしょうか。
建設会社やハウスメーカーや建築家といった専門家に託して進めていくのが家づくりの基本です。
そういった住宅作りの担い手との関係が、実は家づくりの成否を分けていると言っても過言ではないでしょう。
失敗例はたくさんあります。
そういった失敗例を生かして、どのように自分たちに家づくりに生かしていくというのがポイントです。
建築家に依頼するときの注意点などは「【建築家】住宅設計の依頼方法とメリット」に記載しています。
土地選びや依頼先探しをしっかりやりましょう
なるべく早く住宅を手に入れたいと思うのは、当然ですが土地選びや依頼先探しなど住まいの欲しいイメージづくりなどは、時間をかけて取り組みましょう。
いったん工事が始まると、家づくりの大半は造り手にゆだねられて建て主のできることは限られます。
着工までが、大きな決断や熟考がもとめられる時間で大変重要な時期です。
ここでしっかりした設計ができるかどうかで、その後の住宅の大方が決まってしまうと言っても過言ではありません。
この間にいかに集中して行うかが決定的な違いを生み出します。丁寧に自分たちの望むプランを検討してください。
住宅が建てられるまでにさまざまな流れがありますが、ここの時期が力のいれどころです。
きちんと行いましょう。
不動産にも相性というのがあります
住まい選びは結婚に似ていると思います。
勢いというものが必要です。
カップルでなかなか長年同棲していて結婚の時期を逃しているようなカップルを良く見かけます。住まい選びも同様でコミュニケーションが大切です。
なかなか物件を見には行くけど、何を選んだらよいのかわからなくなるような家族が多いようです。結婚と同じような状況です。他にも相手との相性も大切というのが共通点のようです。
不動産物件に関しても相性があります。
人それぞれ好みがあるように街や住まいに関しても好みがあり、それぞれ違うようです。
24時間うるさいようなところが好きな人もいれば、静かな田舎が良いというような人もいます。それぞれに合った住まいを選ぶのが良いでしょう。
ただ、時期と相性もあるということを忘れずにしてください。
不動産ともコミュニケーションをとるようにしましょう。
依頼先を上手く活用して家づくりを成功させましょう
失敗しないパートナーづくりとしては、家づくりは、ハウスメーカー、地域工務店、建築家のいずれかに依頼するのが一般的です。
それぞれの特徴を知り、上手く活用しましょう。ハウスメーカーとはどのようなものでしょうか。
大手ハウスメーカー
大手のハウスメーカーは、一般的には広い営業網を持ち、土地探し・資金計画からアフターサービスまで家づくり全般に関してサービスを提供している会社です。倒産するリスクが少なく、精神的な安心感があります。ただし、工期を短くするために規格化され部材を多用しており、オーダー製品にすると多少割高になる傾向があります。
ハウスメーカーは営業担当者が窓口の場合が多いので、リスト化しておくことをお勧めします。また、自分たちの希望を家族間できちんと話し合って、リストにしておいた方が良いです。
よいハウスメーカーについては「よいハウスメーカー住宅営業マンとの出会い方」についてもあわせて読んでみてください。
地域の工務店
地域工務店は、地域に密着した活動をしているのが特徴です。社長が営業と設計を兼ね、それに数名の大工と事務員という感じです。メリットとしては、機動的であるという点です。
ダイレクトに家族と話し合いの場を持つ形になるので、特にリストを作る必要はないです。
ただ、漠然としていても良いのですが、ある程度希望は形にしてまとめておいた方が良いでしょう。
むしろ、家主の希望をくみ取って、形にしていくのが設計者の仕事なので、そういった部分を頼りにしましょう。ただし、ハウスメーカーや工務店とは違って、話し合いの回数や時間がかなり長くなるでしょう。
ハウスメーカーの実情については「【ハウスメーカー】ハウスメーカーの実情」も読んでみてください。
建築家
建築家は、独立した立場で設計をしてオリジナルのデザインができ、施行工事まで管理監督してくれるというメリットがあります。
注文住宅の場合、建築家と業者との打ち合わせが数多くなります。
発注をすれば、それで終わりではありません。
何度も打ち合わせがあり、工事の最中も現場まで何度も足を運び、自分たちで工事の作業を確認する必要があります。
家主の希望や家族の意向がどれだく家づくりの中に盛り込まれていて、完成度がどれくらいかは家族の関わり度合いにもよります。
積極的に、設計の段階から注文までそして工事の作業の最中にも関わることにより、自分たちの希望している住宅ができるようになります。
建築家との関わりも、上手くコミュニケーションをとることによって自分たちの希望している家づくりをする点では、上手く活かせるのではないでしょうか。大切に交わりましょう。
注文住宅については「【注文住宅】住宅設計の流れとポイント」に詳しく掲載しています。
建て主は建築士と上手くコミュニケーションしましょう。
建て主としてふさわしい役割は、建築士任せに現場の視察を全くしないという事ではなく、きちんと定期的に視察を行い現場の職人さんたちとも気軽にコミュニケーションをとるということです。
建て主の顔が見えることで、現場の職人さんたちの士気も上がるというものです。
ですので、おっくうがらずにこまめに現場に通うようにして、差し入れなどすると良いでしょう。
現場で指図をしたい時などは、建築士を通して、行うようにしてください。
あまり、建て主が直接意見を言うのは良くないです。
また、引き渡しが完了してからが正式な家主ということになります。ですので、工事中などに頻繁に住宅の中に土足で上がりこんで、オーナー気分で立ち振舞うと現場の方たちも気分が悪くなり、作業が滞るでしょう。
気をつけてください。
建て主の役割や行うべきこととしては「【建て主】建て主がきちんとおこなうべきこと」に詳しく掲載していますので、あわせて読んでみてください。
家族のコミュニケーションを考慮した家づくりをしましょう
子供や家族と程良くコミュニケーションをとるには、どのような間取りが良いのでしょうか。
ポイントは、リビングの広さと住宅内での位置関係になります。
たとえば、玄関脇に個室を作る場合は、リビングを通らずに部屋に行けるためにコミュニケーションをしなくなるようになります。
玄関については「【玄関】玄関の印象で住宅の印象が決まる」もいっしょに読んでみてください。
そうしたことを避けるためには、自分の部屋に行くには必ずリビングを通過するような間取りをすることです。
マンションでは、リビングが住宅中央に配置されているワイドスパンというタイプが多いのですが、価格が多少高めです。他にも田の字の間取りなどもあります。
リビングに家族共用で使えるライブラリーやデスクを設置している間取りです。
リビングの設計に関しては「【リビング】住宅のリビング設計場所について」により詳しい内容を掲載しています。
それ以外にもいかにコミュニケーションをとる間取りにするかという点で考えれば自分たちでも作れるはずです。
「家族に考慮した住宅設計」も参考になるのでいっしょに読んでみてください。
住宅購入、家作りの成功する打ち合わせのまとめ
設計、工事を通して依頼先に対して希望や疑問を忌憚なく伝え、十分な説明を受けるようにしてください。
打ち合わせの機会を多く持ち、納得できれば安心して設計工事をお願いするようにしてください。自分自身が望む家づくりが大切で、それをどのように知っていくかも大切です。そして、失敗しない家づくりを考えてください。
重い一面を持つことも考えられますが、楽しい作業でもあります。同時に何よりも自分たちのこれからの生活を楽しく快適な物にしていくという事を目標にしていきましょう。地道な作業でもありますが、きちんと自分たちで主体的に行う事によって良い住宅ができるでしょう。
丁寧に対応していくように心がけてください。
そうすれば、きっと良い住宅ができます。