屋根裏空間の積極利用。

屋根裏の空間を積極的に活用していきましょう。
ロフトという屋根裏を利用した空間があります。日本のように雨の多い国では、屋根に傾斜とつけて構築することが多いです。
屋根に傾斜をつけて、そこに空間を作ります。必然的に屋根裏にスペースを作ることにより、子供たちにも楽しい空間ができてきます。
ところが、ロフトを子供部屋や書斎として使う事は難しいようです。
このロフトという空間は、ある一定の条件を満たせば、床面積にも階数にも算入されないというメリットがありますが、この一定の条件というのが厄介で居室としての利用はできないこと、また天井の高さはⅠ,4m以下などの規定があります。
天井の高さが1.4m以下だと大人がかがんで行動しなくてはいけない高さです。このように色々と制約があります。
お子さんの住宅設計については「【子ども】住宅設計と子どもについて」を参考にしてみてください。
屋根裏をロフトとして活用するには。

屋根裏であるロフトを使いやすくするには、ロフトを構成する屋根の形や暑さ対策も肝心です。梯子の位置や通風などを当初からきちんと考えて設計しましょう。
とくにロフトは暑さ対策はきちんと行う事が必須です。夏場は、屋根裏ですので屋根からの熱がこもりやすく、住宅内部の熱が上昇してくる恐れもあります。
そうすると、ロフトの中は熱で充満している状況になります。設計上の対策として、屋根と外壁に断熱材を入れて、断熱性能をしっかり高めておくことと、風の通り道を確保することにより熱を逃すようにしてください。
断熱については「【断熱】住宅の断熱メリット」に詳しく解説しています。
小窓を設けて、熱を逃す工夫をしていきましょう。窓を開けるだけでかなり快適な空間に変わります。
そのようにしてロフトを快適な空間にしてください。
住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。