住宅の間取りの工夫による家具の配置や生活力の向上
築年数が経過している間取りの部屋は一般的には、コンセントが少なめなことが多いです。たこあし配線になりがちなので、事前に細かくコンセントの数を想定しておくことが良いです。
たこあし配線は漏電や火事の原因となることもあり、部屋の見た目としても多少汚く雑な感じを与えてしまいます。
掃除もしにくくなるという事もあります。
細長いリビングで、ダイニングスペースとリビングスペースを横にするレイアウトでは、食事をしながらのテレビはやはり首を斜めにしてみることが多くなります。
食事の時などは、我慢してテレビを見ないようにするなどといったことも必要なことではないでしょうか。
コンセントの配置を気にして、テレビや他の家具とのバランスを気をつけられるような配置のできる住戸を探しましょう。
リビングの設計場所に関しては「【リビング】住宅のリビング設計場所について」により詳しい内容を掲載しています。
間取り図で家具の配置を検討しましょう
間取り図を見るときに大切なポイントを知らない方が多いようです。見るときのポイントは、通路になる場所、出入りに必要な場所を図面に落とし込んで書き込んでみることです。
そうしてみると、実際に使えるスペースや人が実際に動くための導線などが分かってきます。
住宅全体のスペースを考えるなら「【住宅スペース】住宅スペースの有効設計」を参照してみてください。
良くあることですが、図面上で広いと思っていても実際に使えないような間取りでは意味がないです。
間取りを見ながら、家具やソファなどの物を実際に置けるかどうかなどのシミュレーションをしてみましょう。
そういった図面の見方をきちんと身につけることで本当の使いやすさが見えてくるようになります。
間取りずの見方、ひとつをとってもこうしたクセをつけることで住みやすい住宅が建設できます。
住宅の導線については「【住宅導線】わかりやすい住居内の導線の造り方がポイント」にも詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。
家具の取り付けに関して
部屋の家具に置いて工夫することは、造り付け家具を多用することですが、ただ造り付け家具の設置にはコストがかかりやすいです。
できるだけ、造り付け家具は簡単なものを作るようにしてコストダウンするようにしましょう。
仕上がり部分に関して、家具職人に頼んでおいて、肝心の部分は大工さんに頼んで、扉を建具屋さんに頼むといったその部分でのコストダウンを意識したことで値段を下げることも可能です。
このように、住宅を便利に快適にするには、ちょっとした工夫も必要です。
大工に頼んだり、建具職人に頼んだり、自分たちが作りたい家具を要所で検討する際には、どこに頼むのが一番安く済むのか考えながら住宅建設を行いましょう。
それがコストダウンにつながります。