
吹き抜けの上手な活用法とは
吹き抜けとは階を隔てる天井がなく、建物の上下階をつないだ構造空間の事を指します。
光を効率的に取り込みやすく、明るく広がりのある空間を演出できる一方、暖房があまり聞かないなどのデメリットもあります。
光については「【光】光を利用した設計も考えてみましょう。」でも詳細を解説しています。
ただ、最近の住宅の暖房効果は上がってきており、そうしたことを考えるときちんとした空調設備をそなえれば、それなりに暖房の効いた吹き抜けもできるようになってきています。
吹き抜けがあると、住宅の中全体が明るくなり開放的になり、好きな方が多いようです。
ですので、個人的な好みもありますが、音がうるさいなどのデメリットもあるので、一長一短があるようです。
ですが、デメリットはメリットで打ち消すことによりどうとでもなるのではないでしょうか。
吹き抜けの天井に関して
一つの意見としてあるのが、吹き抜けの天井は高すぎて落ち着かないことがあるという事です。
確かに天井は高い方が良いという方が多いと思いますが、高すぎる天井も意外と落ち着かないこともあります。
極端な例ですが、体育館のような高い天井の場合はどうでしょうか。また小さすぎても天井が低くなりどんなものかと思います。
一般的には、天井の高さは530㎝程度が適度な高さだと言われています。
天井が仮に低い場合でも、屋根裏に物を入れられる空間ができますので、仮に低かったとしても活用方法はいくらでもあります。
要は自分たちにとって最適な天井の高さを感覚的につかんで、設計することが大切です。
設計士と上手く話し合い程良い高さに収めてみましょう。
なお、屋根裏については「【屋根裏】住宅で屋根裏は貴重なスペース」にも詳しく記載をしています。